すーざんのふらふら日記

私が田舎を激アツだと思ったわけ

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私は夏くらいから本格的に長野のど田舎に住むつもりです。

 

確かに田舎はいいよねー

老後は田舎で農業とかしたいかも

 

っとか言われたりするけど、私が思う田舎はちょっと違う。

 

そんな隠居の対象じゃなくて、もっと熱いものがそこにあるから田舎に興味がある。

 

今日は私が田舎を激アツだと思ったわけをお話ししたい。

 

 

小学生の頃 

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私は小学生の頃ゲーム機を買ってもらえなかった。テレビもNHKばっかり。知ってる歌手は演歌歌手。世のイケメンは氷川きよしだった。

 

休みの日になるとおじいちゃんが運転する軽トラに乗せてもらって「もしもし亀よ〜♪」を歌いながら畑に行った。春は竹やぶでタケノコ掘りをしたし、夏は畑でトマトを収穫した。草抜きをやたら手伝わされたこともあってちょっとだけ雑草も詳しかったし、虫とも友達になった。

 

普通の住宅街だったからそんな田舎でもなかったし、周りの友達はみんなゲームとかしてたから羨ましくて仕方がなかったけど、今自分が田舎に惹かれるのはこのころの経験が大きいのだと思う。

 

大学生になって 

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中高は引っ越ししたこともあって土に触れる機会はほとんどないまま過ごし、大学生になった。大学生になっても初めは普通に授業とサークルに行く以外はダラダラと過ごしていたのだが、

 

ある時、ダラダラ過ごす自分に危機感を持って思い切って院生の授業をとった。その授業は実際に田舎に行って地元の人と話をして課題を見つけ、提案をするというもの。

 

この授業がきっかけで、奈良県十津川村岐阜県石徹白、飛騨古川、長野県小谷村に行くことになる。

ここで出会った人たち、風景に感動して、めちゃめちゃ田舎に興味を持った。

本当にお世話になったし、いずれブログでも紹介していきたいと思うが、今回は共通して感じたことをまとめてみようと思う。

 

地域のことを真剣に考えて行動する人たちがいた。

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よくテレビとかニュースとか見て「これだから日本はダメなんだよ」とか言ってる人たちがいる。一方的にひたすら文句ばっかり並べている人たちがいる。

そういう生産性のない、しかもちっとも面白くない文句を聞いてるのは基本的に嫌いだ。

 

文句なんていくらでも言える。

そうじゃなくて、状況をよくするには自分に何ができるのかを考えないんだろう。や、大抵そういう人たちにそんなこと言うと、「誰かがこうすればいい」みたいな完全な他力本願ばっかり。んじゃなくて、お前ができることなんかあるだろーがって思っちゃう。

 

ま、私だって人のことは言えないけど。

 

でも、ある田舎に行った時、俺なら、私ならこの場所を変えるためにこんなことができる!って考えて、

周りにその思いをぶつけて議論して、

みんなで一緒になって行動に移している人たちがいた。

そこには年齢も性別も職業も何も関係がなかった。ただ、そこに住んでてその土地が好きというだけで思いを共有していた。

 

めっちゃかっこいいと思った。

 

限界集落なんて呼ばれてしまったら、正直、もうどうしようもないって思って仕方のない気もする。

それでも、「ここが好きだから」ただそれだけで頑張って行動を起こしている人たちがいる。

私もそれくらい情熱持てる土地に出会いたいと思った。

一緒に思いをぶつけ合い、同じ方向を見て頑張っていける仲間が欲しいと思った。

 

だから田舎に興味を持った。

 

と、ここまで書いて田舎である必要がないことに気がつく。

街中でもいいんじゃないか。

 

いやいやいや、そんなはずはないよっと。ってことで2つ目。

 

 生きるために生きる

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ガチの田舎に行くとコンビニはない。スーパーもない。

商店とかあっても夕方には閉まっちゃうし、土日はやってなかったりする。

 

どーしているかっていうと、みんな畑で作ったもの食べてる。冬は採れるものが少なくなるから、保存食を作っておく。それが当たり前。

 

家の修理も自分たちでやっちゃう。寒いから薪割りしてストーブを焚く。

 

お金を介さないから、ほとんどの作業が直接生きることに繋がっている。

 

確かに便利になるっていうことはそういうことをやらずにすむことかもしれない。コンビニがあってアマゾンがあってエアコンがあって、、

もちろんそこを否定するつもりはさらさらない。

使えるもんは使っていけばいいと思う。

でも、

昼は明るくて夜は暗くて、

夏は暑くて冬は寒くて、

春には雪が溶けてお花が咲いて、秋にはいろんな木の実が採れて冬支度をして

そういう当たり前の季節、時間を体の芯から感じながら生きるということ。

それを忘れてしまうのはもったいないように思う。

 

 田舎は自然と共に生きて行くことが当たり前のようにある。

いつもそこにあって時には恵みを与えてくれ、時には牙を剥いてくる。

だからきちんと感謝しながら付き合っていく。

 

そういう生き方って素敵だと思った。

 

とりあえず田舎暮らしをしよう!

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というわけで、田舎暮らしをしてみようと思う。

まだ、ちゃんとは住んだことないからちょっと美化しているかもしれないし、、

あるいはもっと素敵な発見があるのかもしれない。