すーざんのふらふら日記

歴史と果物の町、福岡県うきは市に行ってきた!!

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こんにちは、移住女子(見習い)のすーざん(@inaca_susan)です。私が田舎に興味を持った直接のきっかけは、大学時代にとった授業だったりします。その授業は奈良県十津川村でフィールドワークを行うという内容だったのですが、その同じ授業を受けてた友達が福岡県のうきは市に移住したと聞いて、、、うきは市を案内してもらいました!!

 

 

うきはってどこ?

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福岡県うきは市。まちづくりでは福岡だと糸島が有名かもしれませんが、うきは市も今注目を集めています。うきは市の地域づくりの特徴の一つは、行政が主体となっていること。役所って住民の方との距離の取り方が難しかったり、なかなか考え方を更新していくことができなかったり。だから外部の企業や団体に委託してまちづくりを進めているイメージが強かったりする。だから、うきは市は役所と地域が良い関係を持てているということなのかなぁ。

 

うきはの魅力①歴史が守り伝えられている

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 平坦部には江戸時代、豊後街道の宿場町として賑わい、農作物で財を成した豪商たちによって作られた白壁の町並みが軒を連ね、情緒あふれる風景が今も残ります。

うきうきうきは | うきは市観光体験ホームページ TOP

九州の倉敷とも言われているそうな。今はおしゃれなカフェや雑貨屋さんがたくさん入っていてとても素敵な町並みでした。でも、うきはに受け継がれている歴史は他にもあります。順番にご紹介していきますね。

◎日本棚田百選の『つづら棚田』

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約400年前に作られたという美しい石組みが今も残っている新川・葛籠地区の「つづら棚田」。約300枚の棚田がオーナー制度などを利用して受け継がれているそうです。秋は彼岸花が咲いて赤と稲穂の黄色のコントラストが美しいのだとか。他の季節も見てみたいなぁ。ちなみにこの場所は知り合いに隠れ写真スポットを教えていただいて撮影したものだったり。

◎日本名水100選「清水湧水」

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臨済宗清水禅寺は1249年にうきはにやってきた日用此丘という人が住み着いたことがきっかけとされています。で、このお寺の境内に湧き出る水は日本名水100選に選ばれているのです。今でも生活用水として汲みに来る地域の方もいらっしゃるのだとか。私もいただきましたが、なんだか癒されました。。

◎吉井祇園祭

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吉井町で行われる夏の一大イベント「吉井祇園祭」。ちょうどお祭りの日と滞在が被って、お祭りも見てきました。地域の小学生が元気な掛け声でお神輿を引いていたり、中高生が浴衣を着て青春を感じさせる雰囲気もあったり。あぁお祭りっていいなぁ。。

そして、とにかく目を引くのは大きくて立派な山笠。実はこの山笠は、博多祇園山笠の飾り山を夜な夜なトラックに積み込みうきはに持ってきたもの。もともとはうきはにいた人形師さんが担当していたようですが、いつしかいなくなってしまい博多から借りるようになったそうな。伝統を引き継いでいくことは簡単ではないけど、地域を超えて連携していくという形もあるんやなぁ。参考URL:朝日新聞デジタル:博多の飾り山、うきはに登場 吉井祇園祭り - 福岡・北九州 - 地域

 

うきはの魅力②果物:7月半ばは桃!

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途中、うきはの道の駅に立ち寄ったのですが、桃、桃、桃、、。ちょうど桃が旬の時期だったようで、たくさん並べてありました。しかもいろんな種類があって、どれもとっても美味しそう!実はうきは市は果物の生産地としても有名なのです。特に甘柿が盛んなのだとか。実際、いたるところに果樹園がありました。次うきはに行くときはフルーツ狩りとかしてみたいかも!!ここでは、果物を活用したグルメをご紹介しますね。

『ソルベッチdoうきは』ジェラート

道の駅の近くにあるのですが、有名なお店だそうでテレビ取材もなんども受けているのだとか。それもそのはず。とっても美味しいジェラートでした!!そして、個人的ツボはお店の前に植えてあったひまわり。なんと季節ごとにお花を植え替えているのだそう!ジェラートだけでなく、お店自体にもこだわりを持っていらっしゃる徹底ぶりはさすがであります。。

◎果物を食べて育った豚のハム『リバーワイルドハムファクトリー』

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「リバーワイルドハムファクトリー」では果物を食べて育った豚のハムやベーコン、ソーセージがいただけます。や、そもそもうきは市には「耳納赤豚」というブランド豚がいらっしゃるようで、その豚を育て高い技術でハムなどの作っているのがこちらのお店。そのこだわりようは凄すぎで、ソーセージめっちゃ美味しかった!後、お店がかなりのロックテイストなのも強烈な印象として残っています。あれはライブハウスじゃないのか。。

 

うきはの魅力③お店:こだわりの飲食店やおしゃれな雑貨屋さんがたくさん!!

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えぇもう既にいくつか素敵なお店を紹介しましたが、まだまだあるのです!!そしてどの店もめちゃめちゃ濃い!!多分本当はもっとあるんでしょうが、ここでは私が知る限りの情報をまとめておきます。

ぶどうのたね

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カフェやギャラリーなど数軒のお店によって成り立っている『ぶどうのたね』。ギャラリーにおじゃましたのですが、古民家をおしゃれに改装してセンスの良いものが並べてあって素敵な空間でした!

ちなみにこちらではうきはで活動されている小橋八重子さんという方の器を買ってしまいました!可愛すぎないですか!!ずっと自分は犬派だと思っていたけど、実は猫派かもしれない。。

tecara.

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器を中心としたセレクトショップ。made in うきはのものもたくさん置いてあります。オーナーさんのふわっとした雰囲気が素敵でした。あ、後、実は猫がいて、めっちゃ見下ろされた。。可愛すぎた。。(>o<*)

ちなみにこちらでは「ネコノテシャ」さんのヤマモモと桃のシロップを購入。かき氷にかけるも溶かしてドリンクにもいいと聞いて、、まだ開けてないけど楽しみ!

◎ぱんのもっか

のんちゃんが全てを語ってくれたから言うことないんですけど、や、本当にフォトジェニックなパン屋さんでした!!

◎蛭子町珈琲

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実は、うきはに来て一番初めに案内してもらったお店は蛭子町珈琲だったりします。ここは吉井町にあるおしゃれな古民家でこだわりの珈琲が楽しめるお店。本当に気さくなオーナーさんで、苦い珈琲が苦手な私に合わせた珈琲を出してくださいました。そういや、お祭りでは笛を吹いていたような。。お疲れ様ですっ

◎そうめん

「九州三大麺どころ」の一つにうきはが数えられるほど、そうめんが有名な町であったりもします。暖かい気候のために二毛作が行われおり、田んぼは冬になると麦が育てられているのです。そうめんはゆでたてが美味しいんだとか。今回は食べれなんだ。。次こそ!

◎麻婆豆腐専門店 まぁぼや

本格的な中華料理を学んだオーナーによる麻婆豆腐。これが美味い!ただ、辛いのが苦手な方はちょっと注意した方が良いかもしれません。私は全然いけましたが。

◎うなぎの千年屋

うきはに住んでいる知り合いが一押ししていたウナギ屋さん。次うきはに行ったときは行ってみたいなぁ。

 

まとめ:歴史を受け継ぎつつも住んでいる人の手で更新していく町

うきはで出会った方は、うきはにいることを誇りに思っている方ばかり。でも、それぞれにディープにはまっている分野もあって。だからこそお店を出すときは、必ずうきはらしさと自分らしさの両方にこだわっていらっしゃる方ばかりだったのが印象に残っています。

その土地らしさとは、すぐに生まれるものではなくてじっくり時間をかけて積み上げられていくもの。だからこそ、その土地の歴史って大事なんだろなぁと思います。

一方で、ただ昔のまんまに伝統を守り伝えることだけが全てじゃない。そこに今を生きている自分の価値観を加えていくことで、新しい歴史を積み上げていく。

古くからあるものを尊敬しつつ、少しづつ更新していく。それをその地域に住む人が進めていくから、地域に馴染んだ形でまちが盛り上がっているように感じました。

▽是非見てもらいたいページ

ukihastorys.jp

 

最後に、うきはの素敵な場所をかたっぱしから案内し、さらには家に泊めてくれるという、いい人すぎたうきはのお二人に感謝してます。そして、もっともっとあるのに。。っていう思いがひしひしと伝わって来たので、また必ず行きます!!